抵当権抹消

1.抵当権抹消について

 住宅ローンを完済した場合や事業の運営資金の返済が終わった場合には、土地や建物などの不動産に設定されている抵当権を抹消する必要があります。
 抵当権の抹消をしないで放置しておくと、その不動産を売却する場合に障害になることもあり、また一般の企業の場合には新たな融資を受けられなくなるなどの弊害があります。
 さらにローンを組んでいた金融機関から受け取った抹消書類一式には期限が定められており、その期間を過ぎてしまうと、その書類だけでは手続きができなくなりますので注意する必要があります。
 抵当権抹消登記に関する手続きは、ご本人ですることも可能ですが、各種書類の作成に専門的な知識が必要になりますので、事前に司法書士に相談し抵当権抹消登記手続きの依頼をされることをお勧めいたします。

2.抵当権抹消の大まかな手続きの流れ

1. 住宅ローンまたは不動産担保ローンの返済が完了します。

2. ローンを組んでいた金融機関から抹消書類一式を受け取ります。

3. 司法書士に抵当権抹消の手続きの相談および依頼をします。

4. 必要書類がすべて揃った段階で司法書士が抵当権抹消登記の申請書を作成し、法務局(登記所)に抵当権抹消登記の申請をいたします

5. 司法書士から手続きが完了した旨の書類を受け取ります
 
3.抵当権抹消登記の手続きの相談および依頼

 まずは、メールまたはお電話で抵当権抹消登記についてのご相談をしていただきます。できるだけ細かい内容をお伝えしていただければ回答する上での参考にできると思います。